リクライニングはフリーストップではなく、3段階式。当時としては「座席が倒せる」というだけで最高の設備でした。 窓下の折り畳みテーブルは、5700系以降の「東武特急」の象徴ですね。 シートピッチは、1100mm。登場当時はもちろん、現在の特急を含めても普通車としては、驚異的な広さのシートピッチです。 フットレストも登場当時から装備。靴を脱いで伸せる面には、モケットと同じ生地が張られています。 このモケットは「コロナドオレンジ」という独特なカラーを採用しています。 日本の鉄道史上にも燦然と輝く「DRC」がこのようなかたちでしか保存されていないのは残念でなりません。 もはや実車が残っていないので、どうしようもありませんが・・・。 博物館の展示の一部としてでもいいので、ジュークボックスのあった「サロン」を再現できないものかと思います。 |
「東武博物館」の保存車は運転席に立ち入る事はできません。 |
透明アクリル板の向こうに見ることはできます。 一方「岩槻公園」の保存車は運転席に立ち入ることができます。 |