JR九州(韓国高速海運) ジェットフォイル「ビートル」2世

 
JRグループの中で唯一無二の「船舶事業部」を持つJR九州。
保有するジェットフォイルを「ビートル」と名付け、サブタイトルを「ウミトブカブトムシ」。

1990年5月の平戸・オランダ村(後にハウステンボスに変更)航路への「ビートル」1世就航に続いて、
1991年3月には福岡と韓国・釜山の国際航路に「ビートル」2世を就航。
多くの困難とトラブルにも見まわれ、苦しい時期もありましたが、
ついには競合する国際空路を廃止に追い込み、“海路”が“空路”を凌駕するという逆転劇を繰り広げました。

※※※ 現在BEETLEは全てリニューアル仕様に生まれ変わっており、ここで紹介するインテリアの船体は現存しません ※※※




普通車













船内は、航空機とJR特急を足して2で割ったような雰囲気・・・・という表現で伝わりますでしょうか?

普段から「ビートル」を利用している方や、ジェットフォイルが欠かせないトコロに住んでいる方には格段の感想もないでしょうが、
関東に住んでいてジェットフォイルに馴染みのない私にとっては、この船内の雰囲気は新鮮に感じました。

登場当時は黒を基調とした、JR九州の485系のような雰囲気でしたが、現在は画像のようなモケットに交換されています。
4隻目の「ジェビII」に合わせられたものと思われるのですが、あまりカラーポリシーが感じられず、全体的にボヤけた印象。
(現在のリニューアルビートルは、ドーンデザインの強烈な色遣いのインテリアに生まれ変わっています。)

座席自体のシートフォルムも、航空機とJR特急を足して2で割ったようなカンジです。
リクライニングの角度は非常に浅いのですが、バックレストがデフォルトの状態で若干の傾斜がつけられているので、
実際にリクライニングさせてみると、そこそこ倒れたように感じます。

座席を支える足がかなり張り出していて、このへんは航空機譲りでしょうか? 席を立つ際につまずかない様にご注意を。
シートピッチは推定910mm。しかし、座席下に思いっきり足が伸ばせるので、この狭さといえどもかなりくつろげます。
が、センターブロックの5列ないし4列の座席となるとこのシートピッチはかなり苦しいものがあります。
真ん中の座席にアサインされてしまうと、航行中に座席から立ち、通路まで隣席の人の膝を掻き分けながらの移動は一苦労。
このエリアだけは2列席に比べると居住性が悪い分、広めのシートピッチでカバーして欲しいです。


シート背面のポケットには、船内誌「BEETLE」・インストラクションカード・ディスポーザルバッグ(ゲロ袋)を装備。
非常に安定した航行を行うジェットフォイルでは、ディスポーザルバッグを使う機会はほんどないのですが、
翼水航行時よりも高い波の中を行く時にはかなりの揺れがあるとか。・・・なるほど「備えあれば憂いなし」。







ビュッフェ ミニショップ

1階船内の前方にはコーヒーショップと免税店があります。
コーヒーショップは、港を出てからじきに営業を開始し、港に着く直前まで営業しています。
主にドリンクやお菓子・おつまみ品がメインですが、限定数でお弁当やサンドイッチも積み込んでいます。

免税店の主な品揃えは香水・化粧品・タバコなどです。航行中1時間ほどの営業時間なのでお買い物はお早めに。
免税店での買い物に限り、韓国ウォンが使えます。
各種「ビートル」グッズも、バッチやキャップ・Tシャツなどなど、いろいろと揃っています。

(現在のビートルではコーヒーショップと免税店はありません。ワゴンによる船内販売に変更されています。)







サニタリー

 サニタリーは1階・2階の前方にそれぞれ2ヶ所ずつ。いずれも洗面台を併設した洋式トイレ。
 シンプルなインテリアですが、航空機のサニタリような「冷たさ」はなく
 移動空間内のトイレにしては前衛的な雰囲気も感じられます。







デッキ

デッキ部分は、登場当時からのブラックベースのインテリアとなっていて全体的にシックな雰囲気。
船の中というよりは、インポートアイテムのブティックやクラブのようです。

アッパーデッキへ通じる階段は、傾斜がけっこう急なので移動の際は転倒にご注意。
お年を召した方や、お子様連れでの乗船は、チェックイン時に1階席を指定されたほうが良いです。

階段のたもとにはマガジンラックがあり、日本と韓国の新聞や雑誌が自由に閲覧できるようになっています。
あちこちに掲出されている「BEETLE」「B2」のロゴマークやカブトムシを模したエンブレムは、
JR九州の列車・バス・船の全てに共通するデザインワーク。カンパニーアイデンティティをより強いものにしています。







ラゲージスペース


 「ビートル」は、座席の上に列車のような荷物棚や航空機のようなオーバーヘッドストウェッジを
 有していないので、荷物は船内各所に分散して設置されているバゲージスペースを利用します。
 1階はデッキから客室に入るアプローチ部分と客室後方に。2階は前方の階段付近とサニタリー付近に。






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