1996年から2年をかけてリニューアル工事が完了した7000形「LSE」ロマンスカー。 エクステリアは「HiSE」をお手本にしたワインレッドとチェリーレッドベースに生まれ変わりました。 座席の基本的な部分は1980年に登場したときのままのものを装備し、座面と背ずりのクッション材の交換が行われています。 座席カバーの表面は、以前はオレンジベースのものでしたが、「HiSE」と統一イメージにするためか、赤系と青系の2色になりました。 シートピッチは登場以来の970mm。リクライニング機構は2WAYで、最大角度でのみストッパーが掛かり、座面がスライドします。 リクライニングはボタンではなく、アームレスト先端のレバーを手前に押し込むと背ずりが倒れる仕組み。 座ってみると、バケットタイプのクッションが体をほどよく包み込んでくれ、けっこう快適な気分です。 が、座面の高さ位置が若干低めに感じ、人によっては腰が抜けたような姿勢になってしまうかもしれません。 テーブルは窓下の折り畳みテーブルを使用します。 3号車には車椅子対応席があり、この区画のみロマンスカーEXEと共通設計の座席が設置されています。 座席の自動回転装置を装備していて、折り返し駅での清掃時には1列おきに座席が自動で回転する光景が見られます。 |
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ビュッフェスペースは3号車と9号車に。 LSEロマンスカーが投入される列車ではシートサービスは行われておらず、一部列車のみでワゴンによる車内販売が行われています。 このビュッフェスペースは、今では「車内販売の基地」という役割が強くなっています。 なお、編成中には飲料などの自動販売機は設置されていません。ビュッフェコーナーには、カード専用電話が設置されています。 トイレスペースは4号車と8号車。洗面台・洋式個室(4号車)・和式個室(8号車)・男性用個室で構成されています。 |