30000系は、高野山特急の増発用として31000系が登場した際に、31000系にあわせるための改造工事が行われました。 外装面では先頭部分に連結器が装着され、他形式との併結8両運転ができるように改造されました。 車内も新型車両に合わせる工事が行われ、R55形によく似た、フリーストップリクライニングシートが装着されました。 以前は赤系のモケットに座面と背ずりが同時にスライドするタイプの座席を装備。 車内は華やかな印象が漂っていましたが、座席交換によってシートはグレーとなり、かなり落ち着いた雰囲気になりました。 シートピッチは1,000mm。なかなかの広々サイズで、ゆったりとした気分で移動できます。 デビュー当時からシートピッチは1,000mmだったので、全ての席で窓割りと座席位置は合っています。 座席背面には収納テーブルと網ポケット。ポケットはワイドに口が開くので、ペットボトルは余裕で差し込めます。 座席間のセンターアームレストは跳ね上げ収納が可能となっています。 運転室と客室は大きな窓ガラスで仕切られているので、運転室直後の席は「展望席」となっています。 運転席側は遮光フィルムが貼られていて視界が悪いので、助手席側が「当たり展望席」と言えます。 (シートマップは南海電鉄のホームページで公開されていますので、展望席を狙って買ってみてはいかがでしょう。) |
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サニタリーコーナーは3号車の高野山方に設置されています。洗面室と洋式個室、男性用個室で構成されています。 また、このサニタリースペースと客室の間にはわずかな空きスペース(業務用ドア)があり、カード式電話が設置されています。 2号車のなんば方にはサービスコーナーがあります。ドリンクの自販機があり、その反対側には窓の付いたフリースペース。 以前はここに売店カウンターがありましたが、1999年の改造工事の際に撤去され、現在のようなフリースペースになりました。 |