・6両編成で組成。機能的には6+6の12両運転も可能だが、現状では12両編成で運転される列車は設定されていない。 ・全車普通車で、ファーストクラスにあたる「特室」の設定は無い。 ・号車フォーメーションは ←ソウル・龍山・清涼里 1−2−3−4−5−6 木浦・麗水・釜山→ で組成。 ・座席番号は日本の在来線特急と同じ「数字+ABCD」式。窓側席がA/D席、通路側がB/C席なのも日本の特急と同じ。 ・座席はフリーストップリクライニングシート。シートピッチは推定で960〜980mm。 ・リクライニング角度は、JRの特急車に比べるとかなり深くまで倒れる。 ・ヘッド部分のマクラは、上下可動式。しかしマクラの形状・詰め物は、頭にフィットするとは言い難い。 ・一部座席にのみ、壁側にコンセントが装備されている。(プラグ形状は韓国タイプのみ使用可。電圧は220V) ・座席頭上(荷物棚下)には、個別のスポットライト(読書灯)が装備されている。 ・テーブルはインアーム収納タイプのみを装備。 ・座席背面にはマガジンポケットのみを装備。KTXで配られているのと同じ車内誌が置いてあり、持ち帰り自由。 ・足元にはフットレストバーを装備。足を載せていないと、自動的に元の持ち上がった位置に戻るタイプ。 ・全客室の乗降ドアデッキ側に、大型の荷物収納棚を設置している。 ・窓は2列で1枚。JR東日本の特急に似た、窓の中央にブラインドのレールが入っているタイプ。 ・窓の框部分には物が置けない。 ・デッキ仕切りドア上部には情報案内のLCDを設置。客室中ほどにも天井から吊り下げる形でLCDを設置している。 ・3号車に車椅子対応席および、車椅子対応の大型トイレを設定している。 ・一般のトイレは、1号車・4号車・6号車に設置されている。 ・3号車と4号車のデッキに飲料とスナック菓子を売る自動販売機を設置。 (車内ワゴン販売および、カフェカーなどのサービスは無い。) ・4号車デッキにAEDが設置されている。 ・乗降デッキは、低床ホームに対応してドア下からステップが迫り出す。各ステップは段差が非常に大きい。 |
・日立製作所が設計・製造した、A-train方式の新型特急車輌。2009年6月より運行を開始。 ・JR東日本E653系・JR西日本683系・JR九州885系の設計・パーツを使用していて、日本のJR特急と似通った部分が多い。 ・第1編成は日立製作所が製造。第2〜8編成は、ノックダウン方式による現地組み立てにて製造。 ・愛称の「ヌリロ」は、韓国語で「ヌリ(世の中)」と「ロ(路)」を合わせた造語で、「世界への路=世界中を走る列車」を意味する。 ・4両編成で組成。機能的に4+4の8両運転も可能。 ・全車普通車で、ファーストクラスにあたる「特室」の設定は無い。 ・号車フォーメーションは ←ソウル・龍山・清涼里 1−2−3−4 新昌・光州・栄州・麗水→ で組成。 ・座席番号は日本の在来線特急と同じ「数字+ABCD」式。窓側席がA/D席、通路側がB/C席なのも日本の特急と同じ。 ・座席はフリーストップリクライニングシート。シートピッチは980mm。 ・リクライニング角度は、JRの特急普通車座席並みの角度まで倒れる。 ・座席頭上(荷物棚下)には、個別のスポットライト(読書灯)が装備されている。 ・テーブルはインアーム収納タイプのみを装備。座席背面にはマガジンポケットのみを装備。 ・車端部席は「パソコンシート」。壁側にコンセントが設置されている。(プラグ形状は韓国タイプのみ使用可。電圧は220V) ・全客室の乗降ドアデッキ側に、大型の荷物収納棚を設置している。 ・窓は2列で1枚。JR東日本の特急に似た、窓の中央にブラインドのレールが入っているタイプ。 ・窓の周りおよび框部分の化粧板はJR東日本E653系とほぼ同じだが、框部分が平らではないので物を置くことはできない。 ・デッキ仕切りドア上部には情報案内のLCDを設置。客室中ほどにも天井から吊り下げる形でLCDを設置している。 ・運転室直後の仕切り壁はJR九州885系と同じ瞬間調光ガラスを採用し前面展望が可能。 (しかし運転室可視化についてコレイル組合側から反対する声が強く、現状ではスモーク状態が常態化している。) ・3号車に車椅子対応席および、車椅子対応の大型トイレ、授乳室が設置されている。 ・一般のトイレは、2号車に設置されている。 ・飲料などの自動販売機は設置されていない。車内ワゴン販売および、カフェカーなどのサービスも無い ・乗降デッキは、低床ホームに対応して、ドア付近の床が落ち込んでステップが展開するという非常に特殊な構造。 |