JR東日本 E6系新幹線 秋田新幹線「こまち」(東北新幹線「はやぶさ」「はやて」「やまびこ」「なすの」)



東北新幹線区間での速度向上と、経年化の進むE3系の置換えを目的として誕生したのが、E6系新幹線。
外装・内装とも、「エンツォ・フェラーリ」のデザイナーとして知られる奥山清行氏がデザイン監修し、外観は大胆な造形とスピード感溢れるフォルムが完成。
内装も、秋田の文化や風土のイメージを取り込んだ、独特なインテリアとなっています。

デビューは2013年3月16日。「こまち」の高速タイプということで「スーパーこまち」の愛称が付けられました。
それから1年後の2014年春には、秋田新幹線列車がすべてE6系となり、愛称は再び全列車「こまち」へ戻されました。
東北新幹線で併結運転となる列車が全列車E5系「はやぶさ」になり、最高速度は320Km/hにまで引き上げられています。




−E6系 秋田新幹線電車デザインコンセプト−

エクステリアコンセプト
先進的でスピード感のあるフォルム
「茜色」−「なまはげ」「竿燈」など秋田の風土に根付いてきた赤色
インテリアコンセプト
丁寧な拵え(こしらえ)と誂え(あつらえ)
「アローシルバー」−スピード感あるフォルムを強調
インテリアデザインキーワード
「ゆとり」「やさしさ」「あなたの」
「飛雲ホワイト」−JR東日本の新幹線のサブカラーである「流れる雲」










グリーン車

グリーン車客室全景。空間全体を「角館の武家屋敷」をイメージしています。
柱や格子、欄間が木目調の入口ドアや、直線的で奥行きのあるつくりで表現されています。







座席配置は2+2の横4列。出入り口に一番近い席は車椅子席として1+1配置になっています。シートピッチは、1,160mm。

座席全体は「川連漆器」をモチーフにした漆茶色で、全体的にシックな色合い。
革製シートですが、乗客の体を支える部分はモケットにしています。
乗客の手に触れる部分は革素材で高級感を演出し、乗客の座り心地につながる部分はすべりの少ない起毛生地を使っています。
革部分の縫い目をよく見ると、ここにも釉薬の青色が使われていて、細かい部分にまで手の込んだ作りになっているのがわかります。









座席の頭部には秋田の伝統工芸「楢岡焼き」の釉薬「海鼠釉」の青色をモチーフにした枕が装着されています。
枕は乗客の手で自由に高さが変えられるので、自分が一番くつろげる姿勢での頭の位置に枕を持ってくることができます。



足元にはレッグレストがあり、手元の操作で高さを調節できるようになっています。



座席の仕切り内側にリクライニングボタン・レッグレスト操作ボタン・読書灯ボタンが集約されています。
仕切りの先端にはコンセントが2口あり、窓側席・通路側席それぞれで1口づつ使えるようになっています。



座席の背面テーブルは引き出した後に、さらに手前に寄せることができます。
パソコンを使うときや、お弁当を食べるときなどに便利に使うことができるように工夫されています。



外側のアームレスト内には、カクテルテーブルが装備されています。



窓下には小物が置けるようにトレイ形のミニテーブルが備えられています。



日よけにはロールカーテンが窓に備えられています。
かすり模様は、風に揺れる稲穂のイメージでしょうか。とても風流な雰囲気です。



座席の背面には、収納テーブルのほか小物ポケットとドリンクホルダーが備えられています。



秋田新幹線でのグリーン席ではドリンクとスリッパ、おしぼりが提供されるサービスがあります。
(これらのサービスは2015年3月12日で終了となりました。)



ドリンクサービスのメニュー。
(ドリンクサービスは2015年3月12日で終了となりました。)



デッキ仕切りドアは武家屋敷の格子模様を表現したもので、「和」の佇まいが感じられるデザインになっています。






E6系の先行試作編成(現在のZ1編成)のグリーン席。読書灯がヘッド部分にあるなど、量産車とは異なる部分が見られます。
駅旅・ゆけむり研究室のcuroka様よりお借りいたしました。(画像はご厚意提供のため、転載などは固くお断りいたします)








普通車
普通車は「黄金色に実った稲穂の中へ入っていくような高揚感」が表現されています。
中央通路にも「あぜ道」をイメージした模様が入り、ドアのガラス部分には稲穂が描かれています。
さらに座席上部のハンドルも稲穂から連想した形状で仕上げるなど、かなりの凝りよう。

ヘッド部分には上下可動式のピローが装備され、自分の一番寛げる位置に調節できます。
シートピッチは980mm。
窓側下部と、車内両端の壁には電源ポートがあり、パソコンの利用や充電に役立ちます。













































サニタリースペース

トイレ・洗面台は12・13・14・16号車にあります。
サニタリースペースまわりの壁はベージュ色で、落ち着いた雰囲気となっています。



男女共用トイレはすべて洋式となっています。すべてにベビーベッドとベビーキーパーが備え付けられています。









すべてのサニタリースペースには男性用トイレも併設されています。



12号車のトイレは車椅子対応の大型トイレ。グリーン車の乗客に配慮してか、ここだけウォシュレットが付けられています。
また、着替え用に折り畳み式のステップと全身鏡があります。トイレと反対側には車椅子対応の大きめの洗面台があり、3面鏡になっています。























デッキスペース

E6系の編成案内図です。



ドア付近にある手摺りは、ドア開閉時に注意を促すため点滅します。



12号車には多目的室があり、気分が悪い時や赤ちゃんへの授乳時などに車掌さんへ申し出れば使用できます。



AEDは12号車にあります。



カード式公衆電話は12号車と16号車にあります。






13号車と14号車には、大きな荷物を収納できるスペースが設けられています。









行先表示機。フルカラーLEDで、行先のほか停車駅などもスクロール表示されます。










E6系新幹線はほとんどの車両が海上輸送されましたが、一部の編成は在来線の線路を走って陸上輸送されたものもありました。
機関車に牽引されて車両工場から秋田へと向かう時の珍しいシーンをご紹介します。(高崎線にて撮影しました。)















座席探訪 トップページへ  座席探訪 新幹線ページへ  座席探訪 寝台列車ページへ  座席探訪 JR北海道ページへ  座席探訪 JR東日本ページへ  座席探訪 JR東海ページへ  座席探訪 JR西日本ページへ  座席探訪 JR四国ページへ  座席探訪 JR九州ページへ  座席探訪 民鉄各社ページへ  座席探訪 海外の鉄道ページへ  座席探訪 バスページへ  座席探訪 エアラインページへ