JR北海道 キハ281系 特急「スーパー北斗」

  

JR北海道が誇る高速振り子特急気動車群。その先陣をきって1994年3月に登場したのが、このキハ281系「スーパー北斗」。
気動車初の最高時速130Km/h運転を実現した記念碑的な存在でもあり、「スーパー」を冠するに相応しい俊足を備えています。
営業運転開始後は函館−札幌を最速3時間で結び、対抗する航空路線を事実上の運航休止に追い込むほどの集客に成功。

現在のキハ283系「スーパーおおぞら」・キハ261系「スーパー宗谷」へと繋がるJR北海道の高速特急網の礎を築いたキハ281系。
第一陣の27両で製造は終了し、その後の増備はキハ283系へと移ったため、エポックメイキングな存在ながら少数派となっています。


−キハ281系 SUPER HOKUTO デザインコンセプト−
エクステリアテーマ
魅力あるエクステリア−ダイナミック&スピード
先頭部ボディ:噴火湾ブルー
インテリアテーマ
高級・落ち着き・暖かさ
ドア部ワンポイント:ライトグリーン(JR北海道のコーポレートカラー)







グリーン車

後継車輌のキハ283系が登場して大活躍している今となっては、全体的にあっさりめ、
そして客室内の途中で配列が逆転する点も含めて、「見慣れた」感じのするキハ281系のグリーン車です。
「最強の在来線グリーン」と言われるキハ283系のグリーン席へと発展を遂げる脇役達がそこかしこに隠れています。

座席は、バックレストのリクライニングと連動して座面が前に迫り出す機構を装備しています。
さらに腰部にあたる場所にある黒い小さなレバーはランバーサポートレバー。
腰の部分が僅かに前に押し出され、人間工学的に最も疲労感の少ない態勢を維持できるというもので、
鉄道座席ではほとんど採用例が無いのはもちろん、乗用車の世界でも高級車でしかお目にかかれない機構です。

オーディオサービスは、全国的にサービス縮小の動きを見せていますが、JR北海道では健在。
備え付けの自社情報誌にオーディオパネルの使い方と番組表を載せています。
イヤホーンも座席備え付け。エアラインでよく見られるチューブ式で、これがJR北海道の標準仕様。
車内で使う以外に転用が利かないので、利用者に持ち帰られてしまう心配がありません。

車内は全席禁煙なので、デッキ部分に喫煙ブースがあります。


重厚路線で「ゴッテリ」したキハ283系と、清楚で「スッキリ」したキハ281系。 あなたはどちらがお好みですか…?






普通車

一見して、とても「振り子車両」とは思えないほど広々とした車内空間です。
たいていの「振り子車両」はコンター(車体断面)が上方向へ窄まっているのですが、キハ281系はキレイなまでの箱型。

座席は前作「785系スーパーホワイトアロー」の座席をベースに、モケットなどに手を加えています。
モケット表皮はパッと見て、ツルツルと滑りそうな感じですが、実際に座って見るとざっくりとした風合い。
振り子運転時の横滑り感も全く感じられません。

フットレストは跳ね上げ式。このフットレストが高速で振り子走行しているときに横方向へビビる感触があります。
台座の取り付けネジなどの締め具合によるものでしょうか。

座席上部に取りつけられた手すりはデザイン先行より、実用本位のモノ。
全体的にスマートな車内のなかで、この手すりが妙に目立ち浮いている感じがするのですが、
実際、走行時にトイレなどに立ったときに、しっかり掴むことができ心強いです。

デッキ仕切りドアの上には電光案内表示板。
この表示板のなかに「号車」案内が組み込まれているのですが、「増」と点灯する部分があるあたり、
相当に「増結」運転が行われるのだろうな…と思わせることしきり。
…ということは、スーパー北斗の増結車は基本編成からの通し号車番号ではなく「増1号車」「増2号車」となるんでしょうね。

車椅子専用席は この状態でもストッパーが効きます。






サニタリー デッキ 車掌室
     
     

サニタリーコーナーは大変簡潔にまとめられています。こちらも他の振り子車両に比べて、空間内にかなりの余裕があります。

いまや北海道の新型特急車では「お約束」の存在となった感のある、先頭車の展望デッキ。
グリーン車にある車掌室は、なんとオープンカウンター式。プチホテルのフロントカウンターのようでもありますね。
季節によっては画像のようにオーナメントが飾られ、かなりフレンドリーな雰囲気を醸し出しています。








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