JR九州 キハ200系 快速「なのはなデラックス」

 

九州最南端に吹く風は、なのはな畑と青い海のコントラスト。

九州新幹線の開業に伴う観光路線の充実施策で生まれたのが、指宿枕崎線の「なのはなデラックス」。
黄色のかわいいディーゼルカーは、観光客と地元利用者に愛されて、今日も指宿へと走ります。



普通車

特急「はやとの風」と同時に誕生したこの「なのはなデラックス」。
車内のレイアウト・各部構成から座席に至るまで、両者かなり似ていますが、
こちらは「快速」という種別差から、「なのはなデラックス」のほうはライトな作りになっています。
ここで紹介するのは「指定席」として使われる、いわば「特別車両」のほうです。

座席のフォルムは「はやとの風」とほぼ同じ。
やはり「快速」というランク差を出すためか、座席のリクライニング機構が殺されているのでバックレストは倒れません。
これがかなりの「直立スタイル」。バックレスト面の中途半端なクッション張りも相俟って、座るほどに苦痛を感じます。

座面とのバランス(とくにバックレストと座面が合わさる部分)もかなりひどいです。
お尻のあたりの収まり具合が悪く、つい前へと動かしがちですが、すると今度は背中の直立具合が見事に干渉します。

この車両、転換シートの並んでいた一般用のキハ200系からの改造車両なのですが、
そこへこのロマンスシートを持ち込んだので、ほとんどの区画で席配置と窓割りが一致しません。
ちなみに窓割が合う席は、下りは4・5・10・11番列。上りは1・2・6・7番列。(山手急行様調べ。多謝)

ちなみに画像には出ていませんが、センターアームレストには収納テーブルを備えています。

「座席を確保しておきたい」という安心感を買うにはいいでしょうが、実際に乗っている時の気分を楽しみたいのなら、
私は迷わず、転換シートが並ぶ一般車両「自由席」への乗車をお薦めします。







コモンスペース

車内中央部に木製ベンチとカウンターを設けた「コモンスペース」があります。
ここは元の改造前の車両では乗降用のドアがあった場所で、その間口割りを大きく変えずに有効活用したスペース。
基本的は部分は、やはり「はやとの風」のそれと似通った(というか共通パーツ?)雰囲気になっています。







コックピット

 コックピットです。多分、元の改造車から変化はないと思いますが・・・知識薄のため解説はご勘弁。。。
 運転室の後ろにはこんなイラストが貼ってありました。地元の方の絵でしょうか?手作り感全開ですね。











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