四国でデビューした当時は、車内には転換クロスシートがずらり並んでいました。 まさか「東の185系(踊り子/新特急)」と「西の185系」を引っ掛けたわけでは無いでしょうが…。 シートは、運転席を備えた車両には485系のリニューアルで大増殖した「R55系」が設置されています。 そして中間車となる車両(キハ186)の半室には、九州の485系標準の肘掛付き「RS380形」が設置されています。 (シートピッチは、先頭車が940mm・中間車キハ186が1020mm。中間車がちょっとばかし乗りドクです) 気動車ゆえの泣き所というべきか… 座席下には配管機器類をカバーするボックスがズドンと置かれ、 かなりの数の窓際席は、足を前席の下へと伸ばすことができません。 四国時代にこのシートに変更されたのか、九州に渡ってから変更されたのか定かではないのですが、 現在では九州の特急の標準「ボツボツ・豹柄」モケットになり、すっかり九州に染まっています。 ちなみに九州に渡った直後、モケットはブラックやグレーを基調とした「つばめ」仕様だったのですが、 現在は「ライトグリーン」系のモケットに交換されつつあります。 おそらくこのモケットこそが「九州横断特急」の標準仕様となるのはないかと思われますが…。 |
九州に渡ったキハ185は、グリーン車が廃止されモノクラスとなりましたが、 実は元「グリーン室」には四国時代のグリーン席がそのまま設置されていて、異常に「ハイクラス」な普通車が誕生。 2面式のフットレストを備え、アームレストはモケット張り。シートピッチも1160mmが奢られています。 前述のような「前へ足を伸ばせない」という区画もなく、それだけでも「乗りドク」な車両です。 |
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サニタリー部分はリニューアルの手が入っていますが、そこはかとなく「国鉄時代の産物」を感じます。 |
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先頭と最後尾の最前列では、片側のみ展望席となっています。(1番C/D席) 運転室と客室の間にデッキを挟んでいますが、意外と眺めはいいです。 電話コーナーは凝った照明が設置され、チェアーも置かれています。 |