九州新幹線の全線開通に併せて、新八代駅から宮崎駅へ山間部をショートカットして走る高速バス路線が開業。 新幹線開業による波及効果が薄い宮崎県へも、新幹線によるアクセス効果アップを狙っています。 愛称は、新幹線と高速バスのリレーアクセスを強調した「B&S(BUS & SHINKANSEN) みやざき号」。 新幹線を利用することで、これまでの福岡−宮崎間の高速バス「フェニックス号」よりも早い到達時間が実現しました。 JR九州バスを主軸に、九州産交バスと宮崎交通の2社も運行を担当。 各社とも4列シートバスを投入していますが、JR九州バスは水戸岡鋭治氏デザインの800系新幹線イメージの新車を投入しています。 |
車内は4列シートで、最後部にトイレが設置されています。 ボディには九州新幹線からのアクセスを強調した、800系イメージのカラーリングが施されていますが、 車内も800系新幹線の客席をイメージした座席ボトムやカーテンが使われていて、新幹線との一体感を強めています。 画像はグリーン基調ですが、車両によりレッド基調・ブルー基調の内装が存在します。 これも800系新幹線の「緑青(グリーン)」「古代漆(レッド)」「瑠璃(ブルー)」のモチーフをそのまま持ち込んだもの。 座席にはこの車両特有の設備は特にありませんが、座席柄が新幹線イメージのバスなので乗っていると不思議な感覚になります。 テーブル・ドリンクホルダー・小物フック・小物ポケット・ゴミ袋といった、基本的な設備が整っています。 肘掛は、通路側と座席間共に跳ね上げての収納が可能。窓側席の外側には肘掛はありません。 最前列の1番ABCD席は、シートベルトが3点式のものを装備しています。(1CD席は運転席の直後席) 床面はフローリングで、水戸岡デザインの鉄道車両が持つ特有の、上品な雰囲気を醸し出しています。 |
最前列席のシートベルトは3点保持式。 | |
| 座席の柄は、800系新幹線のものを使っています。 |
テーブルは手前に小さく展開。 弁当などを乗せるには、ちょっと狭いかも。 | |
| 後方から見た車内全景。 |
カーテンは「TSUBAME」ロゴと、無数のツバメが飛び交う柄。 | |
| 天井荷棚下には、スポット空調と読書灯がセットになって設置。 |
最前方には小型の液晶モニター。停留所や料金の案内が出ます。 | |
| トイレ内の手洗いスペース。狭いバスだけにコンパクト。 |
トイレはこんな感じ。 成人男性が立って用を足すには、天井の低さがちょっと辛い。 | | | | | | | |
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| バスの乗降口。 階段からフローリング柄で、JR九州の車両を実感! |