2012年8月から運航を開始した「エアアジア・ジャパン」 「エアアジア」は、マレージアのクアラルンプールに本社を置く、世界有数の巨大ローコストキャリア。 その「エアアジア」と、日本の「ANA」の共同出資という形で、日本でLCC事業を展開していくこととなりました。 日本国内線用の機材には、エアバスA320を選定し、就航時には2機体制で運航が始まりました。 初号機「JA01AJ」と、2号機「JA02AJ」ではそれぞれ塗装が異なり、さっそくの特別塗装機の登場も話題に。 今後は、フリート拡大と、韓国や台湾などの近距離アジア国際線への就航も計画されています。 |
機内は、全席普通席のモノクラス体制。横3列の座席が左右に、合計30列の全席180席。 ANAで運航されているA320は166席なので、かなり座席間隔を詰めて配置していることが総定員からも分かります。 真っ赤なヘッドカバーが掛けられている席は「ホットシート」と呼ばれる、非常口席と前方の5列目までの席。 前方までの5列は降機がスムーズなのと、非常口席は足元が広いので、それぞれ特別料金が上乗せとなります。
一般席は、座面の前方縁から前座席の後方縁までの間隔が約30センチ。 | 成人男性が深く腰掛けて若干前座席との間に隙間ができ、浅く腰掛けると膝が前座席に掠めるという幅。 足元は深く伸ばせるので、前座席下に荷物を置かなければ、1時間程度の国内線では充分にガマンできます。 足元の広い非常口席の「ホットシート」。上の普通席と比べても、かなり足元が広々としているのが分かります。 座面の前方縁から前座席の後方縁までの間隔は、約50センチ。普通席の1.5倍以上の広さがあります。 「ホットシート」の追加料金は1,200円。2時間以上のフライトの場合、空いていれば料金上乗せしても是非ここを選択したい。 12列目と14列目が非常口席の「ホットシート」となります。(列番号「13」は欠番で、12列の次が14列となる) 12列目はリクライニングができないので、同じ料金を払うなら14列目か最前列1列目がオススメ。 |
最前列の1列目の席。ここも足元の広い「ホットシート」。 しかも降機時に一番に降りられるので、一番人気の席。 | 2〜5列目も「ホットシート」。 普通席のシートピッチが29インチ(74センチ)なのに対して、 ホットシート(2-5列)は31インチ(79センチ)となっています。 もちろんはやく降機できるという利点からの特別席扱い。 | ||
座席前のポケット。機内誌などが入っている。 ペットボトル程度なら、ちょっとキツいが差し込める。 | ポケットに入っている機内誌・メニュー・安全のしおり。 機内誌は全編英語で、おそらくエアアジアの国際線と共通の物。 | ||
テーブル収納状態。 非常口席のもので、非常ドアの取り扱いの説明付き。 | テーブルを展開したところ。 非常口席のテーブルのみ手前に引き出せる。 | ||
エアアジアでは、予約時に機内食を事前予約できる。 出発時間の24時間前まで申し込みが可能。 | 事前予約機内食メニューの「洋食コンボ」 チキンと温野菜にソフトドリンクが付く。 そのほか和食セットやお子様セットなどもある。 | ||
こちらは搭乗後に機内でオーダーできる食事メニュー。 エアアジアのテーマカラー「レッド」にちなんだメニューも。 | 機内オーダーメニューの「シナモンロール」。 暖かいスイーツメニューで、コーヒーか紅茶付き。 | ||
機内販売のグッズメニューが豊富なのもエアアジアの特徴。 モデルプレーンやポロシャツ、トートバッグなどいろいろある。 | 機内販売グッズ。右側はランプベアぬいぐるみ。 左側はパスポートケース&荷物タグギフトセット。 |
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トイレは前方1ヶ所と後方2ヶ所に設置。収納式ベビーベッドを備えたトイレもあります。 一般席の窓側席から通路に出るには、中央席と通路側席の人が立ち上がらないと通路に出るのは無理。 窓側席の人は搭乗直前にトイレに行っておくことをおすすめします。 |