2008年12月で就航10周年を迎えた北海道国際航空「エア・ドゥ」。 様々な10周年記念企画の集大成として登場したのが、この特別塗装機「ベア・ドゥ」号です。 ANKからAIR DOへと移籍したJA8196号機に、伊丹空港内の全日空整備にて16日間をかけて特別塗装ペイントが施されました。 エア・ドゥのマスコットとして人気の「ベア・ドゥ」を機体全体にちりばめたデザインは、ベアドゥのデザイナーさんが担当。 特別塗装機というとカラフルなものが多い中で、黒い輪郭を強調したカラーリングは派手さは無くともシンプルでオシャレな印象。 「ベア・ドゥ」号は特定便にアサインされることなく、同社に5機あるB737-500の中の1機として運行されています。 エア・ドゥのB737-500は、同社が展開中の全6路線で飛んでいるので、ADO便が就航している空港全てで見るチャンスがあります。 |
キャビンは3+3の6アブレストで、全席が普通席です。 座席のカバー(スターボード側が紺色・ポートサイド側は灰色)や床面カーペットの柄は元のANK時代のままとなっています。 座席はシートバックをギリギリまで削って、着席時の視覚的圧迫感を少しでも和らげるデザインになっています。 膝から足元にかけてもかなり削り込まれたようなデザインで、足元は比較的余裕があるように感じられますが、 さすがに足を組んだりしてさらに足を伸ばすのは無理でした。シートピッチは推定で普通席標準の790mmと思われます。 10番列は非常口席で、足元の間隔が他の席に比べて若干広くなっています。 非常口席の前の9番列はリクライニングしない席となっているので、通常は最後売りで事前指定が出来ないようになっています。 座席間のアームレストは持ち上げて収納が可能。隣席が無人であればアームレストを持ち上げて横幅を広く座れます。 (ただし、最前列の1番列と非常口席の10番列は固定アームレストのため持ち上げ収納が出来ません) テーブルはオーソドックスは背面収納テーブル。 テーブルを展開させたあとに、テーブル面を手前に若干引くことができるので、機内でお弁当などを食べる時は便利。 ちなみに1番列と10番列はアームレスト収納テーブルとなっています。 オーディオパネルはヘッドホンソケットとチャンネルスイッチだけのシンプルなもの。 読書灯と客室乗務員呼び出しのスイッチは、天井にある読書灯・スポット空調パネルに直接取り付けられています。 手元で明かりのON/OFFや、CAさんの呼び出しスイッチが操作できないのは、若干不便を感じます。 |
| | | | |
| |
ギャレイ・ラバトリとも、キャビンの最前方と最後方にそれぞれ1ヶ所ずつあります。 機内サービスのドリンクはソフトドリンクが中心で、エアドゥオリジナルのオニオンスープなどもあります。 アルコール類は全て有料でおつまみとのセット販売。ビールは北海道のエアラインらしく「サッポロクラシック」を積んでいます。 機内誌は「ラポラ」のほかANAの「翼の王国」や新聞各紙も用意。さらに機内貸し出し用に北海道に関する本や雑誌も搭載。 トイレは前後の2ヶ所ともおむつ交換台が設置されています。後方ラバトリは車椅子対応となっています。 |