JR西日本 681系 特急「はくたか」
(JR西日本681系「WHITE WING」/北越急行681系「Snow Rabbit」)



金沢特急として長い歴史を持つ「はくたか」。上越線・長岡経由で上野−金沢間を上越新幹線開業前夜まで走り続けました。

1997年、越後湯沢〜六日町〜十日町〜直江津に「北越急行・ほくほく線」が開業し、
東京・北陸アクセスは長岡経由から、距離をよりショートカットするほくほく線経由へとメインステージが移ります。
この時、従来の上越新幹線アクセス特急「かがやき」号に替わってほくほく線に登場したのが「サンダーバード」型の681系。
この新特急に冠せられた愛称が、往年の名門特急「はくたか」の名でした。

「はくたか」用の681系は2タイプ。ブルーラインはJR西日本「ホワイトウイング」、レッドラインは北越急行「スノーラビット」。
21世紀に向かって走る「新生・はくたか」は、ほくほく線を160km/hで走り、まるで獲物を狩るようにするどく駆けぬけます。



−681系 ホワイトウイング/スノーラビット デザインコンセプト−
トータルテーマ: 優れた伝統工芸を持つ「北陸」を感じさせる、高品位なデザインの追求
ライン:JRウエストブルー
ライン:クリムゾン・レッド
エクステリアテーマ: クール&エレガンス 安定感とスピード感 飽きの来ない柔らかさ
ボディ:オフ・ホワイト'
ボディ:フロスティ・ホワイト'
インテリアテーマ: Excellence Amenity Humanity and High-Quallity
窓部:ミディアム・グレイ
幕板部:ウォーム・グレイ







グリーン車


「はくたか」で使われる681系は、「サンダーバード」と全く同じエクステリア/インテリアを備えていますが、
「ほくほく線」の長大トンネルでの高速運転時に発生する車内の気圧変動を抑えるため、
乗降用ドアに機密性を高める装置を特別に組み込んでいます。
そのため、見た目は全く同じでも「はくたか」と「サンダーバード」の681系は全く別の運用が組まれ、
基本的には、両列車の編成が入替わることはありません。

グリーン車はご覧のとおり、どっしりシートが3アブレストで並び、堂々たるインテリアです。
ブラウンのモケットがウォーミーな照明とあいまって、到底「関東」では見られない雰囲気。
「サンダーバード」で登場した時には「液晶TV」やら「オーディオシステム」やら附帯装備てんこもりだったのですが、
後継車輌の683系でこれらの装備を省略したため、それに合わせるように現在は撤去されてしまいました。

テーブルはインアームテーブルのみで、この大きさの座席には不釣合いな半面仕様のもの。
グルメ街道「北陸本線」を行く特急は車内販売のお弁当も多種揃っており、わりと大きめの弁当もあるので
このテーブルの小ささは食事の時にちょっと不安定です。
ビジネスの利用もかなりあるのですが、この大きさではノートパソコンも広げられませんね…。
センターアームから出す「液晶テレビ」が撤去されてしまった今、
新幹線グリーン席仕様のワイドに広がるテーブルへ交換して欲しいところです。







普通車


「サンダーバード」と同様に、普通車は「サーモンピンク」と「グレーブルー」のシートモケットが使われています。
間接照明で柔らかい雰囲気を出しているのですが、「ほくほく線」などトンネルの続く区間だと車内はかなり暗く感じます。
荷棚下の補助照明は、関西の優等列車ではよくあるようですが、関東ではほとんど採用例は無く、ちょっと新鮮。
この荷棚下のパネルにも淡いパステルカラーでグラデーション模様を入れる芸の細かさ。
車椅子対応席はこのように通路側への回転が可能で、車椅子から座席への移動を容易なものにしています。


座席はよくできていて、併走ライバル会社の多いJR西日本が培ったサービスマインドを感じます。
バックレストも見た目には薄く見えるのですが、座ってみるとベラベラに薄い感じは全くありません。
むしろ普通車席のコストで、ギリギリまで質を高めようという意気込みを感じます。
向かい合わせで座席を使う観光客に配慮して、アーム部分に折り畳むテーブルを装備。







プチカフェテリア


4号車の越後湯沢寄りには、681系「サンダーバード」と共通に「プチカフェテリア」が設置されています。
スツールなどはないものの、しっかりしたカウンターにショーケースなども備え、それなりの雰囲気があります。
ただ、車内販売のワゴンベースとして使われているだけで、カウンター越しでの対面販売は行われていません。







サニタリー デッキ コックピット

       
       

サニタリー内は白熱灯色のスポット照明で独特の雰囲気。洗面台は、珍しくまくら木方向に設置されています。
車椅子対応サニタリーは4号車に設置。このサニタリーのみ折り畳み式ベビーベッドを備えています。

デッキまわりは直線的で目立った雰囲気は無いのですが、よくありがちな「寒々とした」感じが無いのは、
壁面がさりげなくベージュで彩られているのと、スポット照明を採用しているのが関係しているからでしょうか。

6号車と7号車で基本編成と付属編成に分かれるのですが、両編成間は貫通路で結ばれていて行き来が可能。
JR西日本の特急はこのスタイルが一般的で、このあたりはエクステリア優先で非貫通とするJR東日本と対照的です。
この貫通路、細く長くクランク状に伸びており、ちょっと異質な(列車内とはかけ離れた)雰囲気があります。

貫通先頭車同士の連結部では、わずかな隙間からコックピットの様子をうかがうことができます。
メーター類は全てデジタル表示。メタリックブルーに塗られた運転台ともあいまって、先進的なイメージが漂います。








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