JR東日本 485系 仙台車両センター所属 A1+A2編成


   


団体臨時用として仙台車両センターに1本だけ残った485系のA1+A2編成。
元は青森区所属の編成でしたが、「あいづデスティネーションキャンペーン」の開催に伴い、2006年に青森から仙台へと転出してきました。
この観光キャンペーンの話題づくりのために、ボディを真っ赤に塗り替えた「あかべぇ」編成へと変身。
その後は主に、磐越西線の臨時特急「あいづ」号、快速「あいづライナー」号として活躍しました。

2011年6月に真っ赤な「あかべぇカラー」から、赤とクリーム色の「国鉄特急色」へと塗り替えられ、一気に鉄道ファン注目の存在へとなりました。
日本各地で活躍してきた485系が徐々にその数を減らしていくうち、いつしかA1+A2編成は「日本最後の、原型で国鉄色を纏う485系」となっていました。

しかし、人気の影で老朽化には勝てず、2016年6月のラストランイベントで往年の東北特急「ひばり」「あいづ」「つばさ」として走り、ついに現役を引退。
同年8月に仙台から郡山の工場へと回送された後に、廃車・解体となりました。






普通車








車内は、2006年の「あかべぇ編成」への改造時に大掛かりなリニューアルが施されています。
原型を良く保った外観とは逆に、まるで新車のように生まれ変わっています。
なお、2011年の国鉄特急色へ塗り替えられた際に車内は特に改装などはされず、車内は引き続き「あかべぇ編成」時代のままです。

リニューアルの内容は、主に「東武直通特急用編成」と同じで、座席・床面・天井周りなど同様のパーツが使われています。
シートピッチは910mmから1,100mmへと大幅に拡大され、足元の空間にかなりのゆとりが生まれていますが、窓枠は910mmピッチ幅のままのため、
車内の全体の約1/3の列は、窓位置と座席位置がまったく合っていないため、窓からの眺望に難のある状態になってしまいました。

座席はフリーストップリクライニングシート。座面スライド機構も備えた、2ウェイリクライニングとなっています。
テーブルは背面収納テーブルのほか、座席を向かい合わせた際にもテーブルが使えるように、外側の肘掛の先端にミニテーブルが装備されています。

天井の荷物棚は、縁の部分に木目調のパネルを追加して、見た目の無機質な印象を和らげています。
窓枠や窓下の框部分は金色のパーツを使って、リニューアルしたことを印象付けると同時に、豪華さも感じさせる部分となっています。

2号車と5号車のデッキ寄りには荷物収納棚が追加されています。
これは、シートピッチを拡大させた際に、車端部で中途半端に空いてしまったスペースを活用したものと思われます。
また、5号車には車椅子対応の1人掛け席が2席用意されています。








トイレ設備 デッキ





サニタリースペースも非常にきれいにリニューアルされていて、485系のものとは思えない、明るいものに生まれ変わりました。
和式トイレは全て洋式トイレに交換されていて、トイレットペーパーホルダーも使いやすい場所へ移設されています。また、使い捨ての便座カバーもセット。
洗面台の脇には男性用トイレが追加されていて、トイレ内には小型の手洗い台も新設されています。

洗面台はシンク周りが黒い大理石調のものになり、豪華さを演出。鏡もフロストガラスで枠取られた大きなものになり、清潔感にあふれています。







座席探訪 トップページへ  座席探訪 新幹線ページへ  座席探訪 寝台列車ページへ  座席探訪 JR北海道ページへ  座席探訪 JR東日本ページへ  座席探訪 JR東海ページへ  座席探訪 JR西日本ページへ  座席探訪 JR九州ページへ  座席探訪 民鉄各社ページへ  座席探訪 海外の鉄道ページへ  座席探訪 バスページへ  座席探訪 エアラインページへ  座席探訪 展示座席ページへ