JR東海 383系  ワイドビュー「しなの」

 

371系「あさぎり」に続く、JR東海の新型特急電車の第2弾がこの383系。
振り子式電車で、木曽から長野の山中を腰振り走行で軽やかに駆けるスプリンターです。
さまざまな新機軸を搭載して、登場年次の「ローレル賞」を受賞しましたが、インテリアはわりと保守的です。


グリーン車


グリーン席は長野方の先頭車。2+2の4アブレストで、やっぱり重厚感に欠けるというか…
4アブレストの中にもエキストラチャージ分を味わえるものが欲しかったですね。(それがパノラマなのかな?)

ヘッドレスト上に手すりを設けていますが、座っている人の身長によっては、通路を行くときに掴みにくい気がします。
(人の頭上しかも真上に手がいくので… 心理的に手を出しにくい。)
もっとも、通り抜けの無い先頭車グリーン車ですから、これでもいいのかもしれませんが…。

テーブルは背面とインアームの2種を装備していますが、それ以外には“ユーティリティ”と言える設備も無く、
JR東海の「作品」としての前作が「ワイドビュー南紀」用のキハ85系増備車(←パノラマ3列グリーンAVサービス付き)
だっただけに、「退化」の感は否めないですね。 ちょうどJR東日本が255系を出してきた時に似た印象を持ちます。

ちなみにバックレストはそれ相当に高さがあるので、パノラマがウリのグリーン席にして
前から2列目で、すでに前面展望がほぼ絶望というなかなかの離れ業を見せてくれています。
よって、このグリーン車の価値は下り「しなの」最前列のみに見出せるといっても過言ではないでしょう。

振り子走行並みのアグレッシブさをインテリアでも出して欲しかったと思うのは私だけではないはずです。







普通車


383系「しなの」には過去数回、旅行時にお世話になってますが、座った時の足元の余裕にはハッとさせられます。
それもそのはず。シートピッチは1,000mm。関東圏の特急ではまずお目に掛かれません。
全国的に見ても、普通車で1,000mmピッチを確保するスタンスを取っているのは、JR九州とJR東海ぐらいでしょうか。

車内のカラーコードは、全てにおいて「東海道新幹線」をフューチャーしており、
「東海=新幹線」というブランド感を在来線特急でも「統一イメージ」として全面に押し出している気がします。
(まぁ、その分良くも悪くも「保守的」な感じはするのですけど)

座席自体はよく出来ているほうで、山中の振り子バリバリ全開走行時にもしっかりと体をホールドしてくれます。
座席背面の下部にあるフットレストは跳ね上げ式ですが、足を乗せていないとビョンと戻ってしまいます。







洗面台/トイレ


サニタリーコーナーは「JR東海の在来線特急」らしく、全てにキハ85系、371系、373系に通じるものがありますね。
車椅子対応個室には、収納式のベビーベッドが装備されています。







ラゲージスペース


 各車ともデッキ寄りにラゲージスペースを備えています。
 冬場にはスキー板やスノーボードの収納場所として活用されています。







デッキまわり


2号車のデッキには電話コーナーと車内販売準備室があります。
この車内販売準備室ですが、カウンターを設けていて対面販売も考慮されていますが、
ほとんどでクローズされており、開いているところをおよそ見たことがありません。
やはり振り子特急では出歩く乗客も少なく、カウンター販売のような「待ち」の体勢では売上げが見こめないのでしょうね。







コックピット


 パノラマ車のコックピットは、かなり縦に細長いレイアウトになっています。
 貫通型車のコックピットは、やはり狭く感じますね。








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