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300系や500系、そして700系の相次ぐ登場で徐々に数を減らしていった100系新幹線。 |
山陽新幹線には「こだま」運用でまだ多くの0系新幹線が残っていたことから、 運用を離脱した100系を短編成化して「こだま」に投入されることになりました。 「グランドひかり」用のV編成を改造し、6両のK編成と4両のP編成が登場。 2001年3月から順次、山陽新幹線区間の「こだま」で再デビューしました。 100系のシンボルでもある2階建て車両は編成から外され、 外観塗装も、白に青いラインからグレーとグリーンに変わりました。 車内もアコモ改善がなされ、一部編成を除いたほぼ全車が2+2シートに換装。 「グランドひかり」のグリーン座席が流用された車両もありました。 しかし、100系自体が経年車であること、またN700系の増備で500系が余剰になり、 さらに九州直通の「さくら」の登場で、700系レールスターも余剰気味に。 この500系の短編成化編成と700系レールスターが「こだま」に投入されることになり、 100系は2012年3月に全ての運用を終了しました。 (撮影時期:2004年・2011年) |
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100系の短編成化に当たっては、様々なところから座席を流用して設置しています。 ・0系「ウエストひかり」の普通車2+2シート ・100系G編成のグリーン車座席 ・100系V編成「グランドひかり」のグリーン車座席 ・100系V編成2階建て車両の1階普通車2+2シート 100系に再搭載する際にモケットの張替えが行われて、基本的に統一されたイメージに生まれ変わっていますが、 「分かる人が見たら、分かる」という感じで、流用元の姿をよく残しているのが特徴的でした。 ちなみに、グリーン車から流用の座席は、ソデ体がプラスチック剥き出しのはV編成から、ラバー張りのものはG編成から。 普通車2+2シートについても、座席台座の脚が細いのが0系「ウエストひかり」からで、太いのがV編成「グランドひかり」から。 グリーン車から流用された座席については、インアーム収納テーブル・フットレスト・液晶テレビは撤去されています。 シートピッチは1,040mm。 元の100系普通車のシートピッチと同じなので、座席交換によって窓割が合わない席はありません。 座り心地に関しては、ほぼ元の座席のままという感じで、特にグリーン車から流用された座席については最高の快適さ。 足が遅く各駅停車の「こだま」であっても、乗り心地は『新幹線史上最高峰」と言われる100系グリーン車座席なので、 新大阪−岡山間で乗った際も非常に快適な時間を過ごせました。 おそらく、新大阪−博多を乗り通しても疲れ知らずなのではないかと感じられるほどです。 |
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サニタリーコーナー内装は、基本的にリファイン前のスタイルをそのまま引き継いでいます。 車椅子での利用に対応したサニタリーは、4両編成・6両編成とも3号車に。 金属質剥き出しの便器などは、もはや「古典」の部類ですね。 公衆電話は、いまや街中でも見かける機会が減った「緑電話」。 利用頻度が相当少ないのか、設置されている編成と撤去されている編成が混在しています。 |