JR西日本 100系新幹線 更新車両「フレッシュグリーン編成」

 

新形式の台頭で一気に居場所を失ってしまった100系。JR東海の100系には「廃車」の道しか残されていなかった中で、
JR西日本の100系が行きついた先は、山陽区間のローカル輸送に徹する「こだま」運用でした。

その完成度の高さが、あまりに短命すぎた歴史をよりいっそう「悲運の名機」として印象付けてしまいますが、
いろいろな意味で「鉄道インテリア」のあり方を打破した100系らしさは、今なおこの更新車両の根底に流れています。







普通車

編成の組替え、塗装変更と改造を受けた100系。もちろん内装面でも大きな変身を遂げています。

こちらは元々グリーン席であった座席をリファインして設置したもの。
普通車座席への転用ということで、インアームテーブルやフットレスト、また「グランドひかり」から転用された座席に関しては
内蔵型液晶テレビなど、付帯装備が全て外されています。
ちなみに画像の座席は、ソデ体にラバーが張られているのでG編成からの移植と容易に判断できます。

グリーン席ピッチ1160mmで並んでいたものを、普通車ピッチ1040mmで並べているので、
100系全盛期のグリーン席を見なれた目には、
どことなく「座席を車内いっぱいに押し込めて設置している」感がなきにしもあらず。。。。

車端部のデッキ仕切りドアは、以前の2+3シート配置の頃から変わっていないので、
車端部席では通路側席の目の前が自動ドアになってしまい、居心地の悪さを感じてしまいます。



こちらは0系「ウエストひかり」から持ってきた座席。
かの「“グランドひかり”グリーン車階下普通席」のフォルムを髣髴させますが、どうも親戚関係(?)のようです。

センターアームレストが幅広になっており、「ロマンスシート仕切り」以上の効果があります。
座面クッション材はフカッと柔らかめ。ズブズブと沈むような柔らかさではなく、ほどよい張りを持っています。







サニタリー






サニタリーコーナー内装は、基本的にリファイン前のスタイルをそのまま引き継いでいます。
車椅子での利用に対応したサニタリーは、4両編成・6両編成とも3号車に。

金属質剥き出しの便器などは、もはや「古典」の部類ですね。







デッキ設備

 公衆電話は、いまや街中でも見かける機会が減った「緑電話」。
 利用頻度が相当少ないのか、設置されている編成と撤去されている編成が混在しています。








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