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「グランドひかり」登場当時のグリーン席では、食堂車からのミールデリバリー(但しアントレなどの一品料理に限定)サービスや、 オーディオサービス、液晶テレビによる衛星放送の放映(JR西日本エリア内のみ)などがあり、まさに最上級「グリーン車」でした。 残念ながら、徐々にサービス内容は縮小傾向にあり、晩年はこれらのサービスは全て終了してしまっていました。 座席は、JR東海のシート同様にどっしりした大きめの座席に、モケットに花柄が細かく刺繍された手の込んだものです。 (モケット柄はこのほかにも数種類あったようです。現在は一部が紀勢線の特急「くろしお」に流用されています。) 壁面にはサービスパネル。常時、ニュースや乗り換え案内などが流されています。 パネルには食堂車の案内も併設。食堂車が満席の時には「満席」の文字が点灯するようになっていました。 平屋建ての普通車は、雰囲気的にはJR東海の100系新幹線とあまり変わりありません。 モケットやデッキ寄りの化粧板にはJR西日本のオリジナルカラーを出しています。 やはり特筆すべきは、2階建て車の1階部分にある普通車。 2+2シート・ビデオとオーディオサービスの展開と、1階の眺望の悪さをこれらのサービスで補っていました。 当然1階席の人気は高く、指名買いをする人も多かったそうです。 やはり、晩年にはビデオやオーディオのサービスは終了してしまいましたが、 東海道新幹線内では「ひかり」でも2+2配列のゆとりある空間が人気を博し、やはりこの1階席は人気の的だったそうです。 天井の蛍光灯も、平屋建ての普通車とは一味違い、独特な雰囲気のある空間です。 |
初めて「グランドひかり」に乗ったのが、食堂車廃止後だったので、こんな画像しかありません。 期待してこのページに来られた方、スイマセン… 食堂の営業が廃止となった後の「グランドひかり」の食堂車は、このように閉鎖されていました。 食堂車の階下通路アプローチ部分で2階を見上げると、食堂車閉鎖後も食堂の照明が煌煌と照っているのが見えました。 デジタル速度計も動いているのが分かります。 食堂車の1階通路部分には売店があり、以前は食堂車で調理したお惣菜やご飯モノが充実していたそうです。 食堂車廃止後は、300系などのサービスコーナーなどと同じような品揃えとなっていました。 |